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インジェクションプロジェクト

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インジェクションプロジェクトとは

60~70年代に製造されたエステート車をインペリアルクラフト流の快適仕様に生まれ変わらせようというのが「インジェクションプロジェクト」です。インジェクション式のエンジンに載せ変えてクーラーも使えるようにします。これで夏でも毎日、大好きなエステートに乗れるというわけです。

インジェクションプロジェクトの一例

78年式クラブマンエステート

78年式クラブマンエステート

快適仕様
1300ccインジェクションエンジン MT
吊り下げ式クーラー
オーディオ(ケンウッド製スピーカー)
ETC
ホイール 10インチ鉄ホイール
ミラー テックス

78年式クラブマンエステート

74年式クラブマンエステート

快適仕様
97年製1300ccインジェクションエンジン
国産車ピストン使用
吊り下げ式クーラー
オーディオ
シート・内張り・天張り・インパネ(レザーでのワンオフ製作)
足回り(独立式コイル巻き刺す)

スクエアな形状のグリルとフェンダー。クラブマンエステートの特徴ともいえるこのフォルムは、いわゆる一般的なミニとは別物で、あまり馴染みがないかもしれない。しかし、クラブマンはデザインの奇抜さだけが特徴というわけではないのだ。 写真のオースチンクラブマンエステートは74年製。オーナーのT.Iさんがクルマを仕上げるにあたり目指したのは、家族も乗れるファーストカー。そのために、内外装からエンジン、足まわりにいたるまで手を入れられているのが分かる。 まずエンジンは、信頼性の高い97年モデルの1300ccに転換。さらにピストンを、「インペリアルクラフト」お得意の国産車のものに交換することで、静粛性と加速性能を格段に向上させている。電気系統も同じく97年のものにそっくり交換することで、気兼ねなく街乗りに使える。クラブマンは、スタンダードなミニと比較して広がったエンジンルームのため、熱抜きの効率としても効果的なうえ、エンジンスワップなども容易にこなすことができるという利点があるのだ。さらにこのクルマは、ラバコン、ハイローキットを取り払って、独立式のコイル巻きサスにすることで乗り味を飛躍的に改善している。内装は、シート、内張り、天張りともワンオフで張替え済みだ。 クラブマンは、普通のミニでは物足らない人の感性を刺激する個性にあふれるクルマであると同時に、チューニングベースとしても高い可能性を秘めているミニだといえよう。