ジムカーナを走るこだわりチューニング | クラシックミニ専門店インペリアルクラフト

91　ミニクーパー

以前からジムカーナに　闘志を燃やしているという野口さん。当然ミニにもその情熱は注いでおり、「勝つためのクルマ」に仕上げている。しかし見てのとおり外見はおとなしめ。これは野口さんのこだわりによる"羊の皮を被った狼"メイクなのだ。「えっ、なんでこんなミニが速いの？なんて周りに思われたらカッコイイじゃないですか。だから見た目はシンプルにこだわったんです。」とは野口さん談。だけどそんな羊、やっぱり中身は相当ディープでした。まず低速と中速の加速力をアップさせるためカムを換装。さらにスポット研磨を行い、ウェーバーのキャブを組み合わせて立ち上がりの速さを重視。さらに当初はクワイフを入れる予定だったデフをショップとの相談でミニスポーツにチェンジ。それが功を奏したのか、実際のジムカーナでも上位に食い込むほどの好成績をあげているのが注目だ。もともと走りを重視してきた野口さんだが内装にも着手。インテリアはカーボンパネルを取り付け、4連メーターを装備。インテリアもオシャレにすっきりとまとまっているのも高センスの表れといってもいいだろう。

以前からジムカーナを走っていた野口さんはシビックからミニへの乗り換えを英断。

ブラックで統一されたインテリアは落ち着いた雰囲気。どうみてもジムカーナを走っているとは思えません。内装にも羊狼理論が当てはまっているんですね。ただジムカーナ走行には必須ともいえるフルバケットシートにサベルトの4点ベルトの組み合わせが唯一存在感を主張しています。

インテリアをレーシーな雰囲気に一変させてくれるカーボンパネル。でも落ち着きがあり、ラグジュアリー感もあるのがカーボンの魅力といえる。

【SPECIAL THANKS】 Owner：N.T様 MINI plus 2008 vol.21 ：Text=yasutomo tanaka , photo=satoru komori

73　ミニクラブマン　エステート

いくらクラシックモデルのミニといえど、も趣味だけで終わらせてしまったらもったいないと思いませんか？クルマは使えてナンボ！そんなミニ乗りの理想とも言える一台が久保村号なんです。「通勤はもちろん、仕事としても使えないとね。だからこそ余計愛着が沸くんです」と語る久保村さんが真っ先に注目したのが燃費（このご時勢、やっぱり大事であります・・・・・）まずベースは積載量のあるクラブマンを選び、エンジンを1300ccへ載せ換えて、ダウンドラフトタイプのキャブにすることで低燃費を実現。大阪から山口まで時速80km/h巡航でリッター19km/lというとてつもない数字をマークすることに成功したというから驚きです。もちろんただ燃費だけを追求しただけでは味気ないもの。エクステリアメイクにもこだわりを詰め込み、オーバーフェンダーとミラーはカーボンを採用。これは久保村さん自身、昔から自動車にもはまっており、フレームでよく使われるカーボンには以前から注目していたからだとか。さらにポールスミス純正のエンブレムを装着しインテリアメイクにも着手。実用面以外でもこだわり凝縮の一台なのだ。

インテリアメイクのもう一つのこだわりがこのメーター。